とある大学に捨てられた猫たちと、そんな猫たちを見守る日記 ~猫と医学と~命を尊ぶ

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2006-03-13-Mon-02:04
事件猿の行方


抱っこ大好き~、お膝大好きぃ~!

ご心配かけましたけど、すっかり快復しました。木曜日に具合が悪くなって、仕事をほっぽりだして帰ったので、金曜日は大忙しでした。5時半から開催予定の医療安全研修会の司会があったもんで、診療所を遅くても4時半きっちりに終わらなくちゃいけなくて、あせった、あせった。幸い、重症例はなくて、すっとんで帰って間に合った。やれやれと帰宅して、さて、とメールを確認していたら、深夜に電話。先週、お見舞いにいった方が亡くなったとの知らせ。

オババをたたき起こして知らせると、お悔やみに行くと言う。この深夜に老婆一人を行かせるわけにいかず、付き添いで遅くまで付き合った。しかし、大変だ、死んだ後も。悲しんでる暇もなく、お葬式の段取りやら、親戚への対応やら。遺言しておかなきゃいけないね。無駄に葬式なぞするな、と。これといって宗教もないし、死んだからと言って泣いてくれとも思わないし。ふと、その時を考えてみると、死への道のりがいかに恐怖に満ちて孤独かということに思い当たる。でも、どんなに偉いお坊さんがお経をあげてくれても、私にとっては先に逝った猫たち、茶々やギン、ブチ、なんかが皆で迎えに来てくれる方が有り難い。不謹慎かな。

そんなこんなで、週末はばててしまった。ふと、テレビを見ていたら地元の事件が特集されているではないか。事件の主役は、猿。観光の目玉にと、もともと棲んでいた猿をえづけしたのが原因で、たくさんの猿が住宅地に降りてきて事件となっている。小耳には
挟んでいたけれど特集するほどのことかと思った。確か、ブリさんちのお寺にも猿が出没してるはず。特に今年は冬が厳しかったせいか、降りてくる猿が多いようだ。

農作物を荒らされたというおっさんらが、猟銃をも手に入れて強硬手段に出ようとしている。おっ、おっさん、銃を使うって、狩猟期間と狩猟場所って決まってるって知ってんのか??危ないなあー。そして住民からの苦情を受けて行政が猿の処分を打ち出した途端、全国から猿を殺さないでと非難の声があがった。たくさんの人が集まっての会では、お定まりのせりふ。愛護側は、殺すだけでは根本的な対策にならないと。これはまっとうな事なんだけど、それを聞いておっさん集団は、「それなら、全部、連れて帰れ」とか、「お前らは牛やブタは食わんのか」とか、お定まりのせりふじゃん....どこかでいつも聞いてるな、これ。ご飯を食べながら、何いうてんねん、このオヤジ、アホか、と突っ込みまくり。

猿を猫に変えてみてください。同じことなんです、この問題。

おっさんらは、自分の土地に猿が侵入し、自分の財産(農作物とか)を侵害されているというけれど、自分の土地って人間の作った法律に基づいた話であって、猿には通用しやしない。まして、猿の出没している周辺は昔は山しかなかったわけで(私が生まれた後でもよ)、猿の棲む場所だったんだし。それを人間が勝手に開発していったわけで、猿にも法律があったなら、人間を不法侵入で告発しちゃうだろう。野生動物をえづけするでこういった危険性が発生することは、熊でも問題になっていたね。アメリカでは野生動物に餌をやることは法律で禁じられている。たとえそれが、すぐ側までくる鳥であってもだ。留学した大学の食堂にはちゃんとポスターにも貼ってあった。人間の食べ物に慣れることや、人間は怖くないと思わせることが、この悲劇の始まりなんだってこと。それをやりだした人間を処分するならともかく、一方的に猿や熊を処分するだけですまそうとするやり方には、まったくもって納得いかない。

沖縄のマングースだってそうだ。ハブと戦わして観光にしようとした、どこかの大バカもんが、マングースを沖縄に連れてきて、いらなくなって捨てられたマングースが野生化し、大問題になっている。それなら、最初に連れてきたその大バカもんを処分しなさい。沖縄のマングースを責任もって捕獲して、全部動物園に渡すまで、絶対に許さないっていうくらいにしないと、マングースだって浮かばれないよ、まったく。元々マングースはハブと戦う習性などなかったのに、むりやりやらされて、要らなくなったらぽいっと捨てられて、繁殖したらしたで生態系を壊すとかで処分の憂き目かい。どうにも納得いかない。臭いものに蓋をするだけの方策なら、しない方がましだわ。

考えてみたら、昔から猿も熊もいたわけで。そしてその昔から人間は農業を営んできたわけで。それでも、大問題にならなかったのは、野生動物たちにとって人間とは怖いもんだという意識があって、人間社会との境界線がおのずと引けたのだ。その境界線を壊したのは人間なのだ。それが間違いであることは分かっているはずなのに、どうして認めないのだろう。勇気ある撤退をして、自然を取り戻すことがどうしてできないのだろう。日本の人口は減少しているというのに、これ以上山を切り崩して家を建ててどうするっていうんだ。雇用を増やし、経済を活性化させるためというなら、自然を取り戻すことでだってできるじゃない。現にアメリカではたくさんのダムを自然にもどそうと壊しているというのに、アメリカ大好きな日本がまねしないってどうしてよ。

物事には深い訳がある、それにいたるまでの深い経緯がある。そして、問題を解決するには、見えているところだけを治すのではだめなのだ。病気だって、そう。お腹が痛い、じゃ、痛み止め。これじゃ藪医者でしょ?痛みの原因を突き止めて、その原因を取り払うのが本筋でしょ。なのに、見えてる問題だけをうまく処理しちゃおうという、安易な人間が多すぎる。言い換えれば思慮深い人間が少ないのか。

どちらにしても、猿には行き場がない。こうしてニホンザルはそのうち絶滅危惧種に指定され、日本オオカミのように、そういえば猿がいたよねー、ということになるんだろうな。猫だってそのうち、飼いたいと思っても、動物園でしか、お目にかかれないってことになるかも。

あまりに頭に血が上って、読みにくい文章で申し訳ない。
おっと、忘れてました。大学に新入り?

クニちゃんと兄ちゃんの餌場に、小柄なキジ猫が来ました。あまりにすーっとなにげに近寄ってきたので、ん?とびっくり。見るとガリガリに痩せているじゃないですか....泣けてきました。たくさんお食べ。毎日ちゃんとおいでよ。でも、いったい、どこから来たんだろう、この様子じゃ捨てられて彷徨って辿り着いたんだろうな。また、泣けてきました。
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Comment

2006-03-13-Mon-08:30

おお!!!
そのニュース、動物病院のテレビで見てて私も待合室で怒ってたんだよ!
猿が一方的に悪いって話すオヤジとかさ、もうね、外に出るなと。
人口減ってるのにマンションやらどんどん増えてんだから引っ越せと。
猿に引き渡してやればいいのに...
勝手に餌で懐かせて、邪魔になったら殺すってどんな話だよと。

2006-03-14-Tue-02:24

ほんとにねえ、優しい人が少なくなってきたね。世知辛い世の中だ。豊かになったのは物だけで心はずんずん貧しくなっていくね。嫌だねえ...

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はなちん

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大学で最後に生まれた茶々は、1年間限定の命の蝋燭を燃やし尽くして、旅立ちました。でも、小さな命の悲鳴は、続きます.....

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