とある大学に捨てられた猫たちと、そんな猫たちを見守る日記 ~猫と医学と~命を尊ぶ

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2005-11-15-Tue-01:18
事件調子わりぃ...

1114-5.jpg
なんか、納得いかないっ!

一晩寝たら、すっきりするかと思ってたけど、どうにも調子が悪い。お腹が空かないし、ご飯を食べようとも思わない。今日は、チョコレート1枚とミルクコーヒーでエネルギー補給。ま、こんな日もあるわさ。一応、胃に収納されたものは納まってるし。今年は鳥インフルエンザ騒ぎで大騒動だ。毎年インフルエンザは流行るけれど、どうやら形質変化して新型が出そうだとの予想。毎年インフルエンザに罹るのは、このウイルスがどんどん変化するため。抗原性が変わるので、そのたびに新しい抗体を体内で産生しなきゃならないのだ。おまけに鳥インフルエンザが人間に飛び火した。

普通のインフルエンザは、上気道粘膜上皮内に留まって増殖する。なので、高熱と上気道症状がメインだが、鳥インフルエンザに罹患した6割が腹部症状(下痢)を訴えるという。そりゃそうだわね、鳥インフルエンザは雁だったか鴨だったかの消化管内で繁殖するっつーから、消化管粘膜に親和性があるんだろう。

通常の免疫能があれば、高熱も数日で治まり、自然治癒していく。抗原に曝されたら、抗原掲示細胞がウイルスの一部を異物として掲示し、それをTリンパ球が認識、その情報が他のリンパ球にと流される。抗体を作るのはBリンパ球だが、中和抗体産生までには時間がかかるから、まず駆動力のあるTリンパ球がウイルスに感染した細胞自体を攻撃する。さらには抗ウイルス作用のあるインターフェロンとか言った様々なサイトカインがリンパ球からどんどんと流れだし...と、まあ、こういったややこしい免疫機構が身体を守ってくれているのだ。感謝、感謝。

人のエイズはインフルエンザと同じで、抗原性が変化しやすいので中和抗体が作られにくい。なので、抗体陽性であってもウイルスが残っているというわけだ。しかし、今じゃウイルスの増殖を抑える薬剤の開発で、糖尿病よろしく、血液検査して薬を処方するだけの簡単な病気になりつつある。そう、病気さえ理解できれば、なんということはない。しかし、理解するためには膨大な数の研究者の努力と膨大な予算がつぎ込まれたし、今もつぎ込まれている。肝炎ウイルスが発見されるまでの長い年月と比べたら、今の医学は信じられないスピードで何でも解明してくれる。なのに...

同じ手法をつかえば、猫エイズだって猫白血病だって、コロナウイルスだって、もっと色んなことが分かりそうなもんだ。なのに、なんでこうも進まないのだろう。たかが猫、だからか。クローン猫やクローン犬を作るくらいなら、その予算をこっちへ回してくれたっていいようなもんだが。

エイズも白血病も持っているネネちん。ステロイドは現在4週間に1回。3週間くらいから、口の周りが汚れてきて、涎が出始める。それでも缶詰もドライも食べている。4週になると、さすがに猫じゃらしで遊んでいても、口にくわえると痛いようで、ちょっとショックを受け、シュンとしている。こうなると食べなくなってしまうので、ステロイドを投与する。それでも元気一杯のネネちん。オババに言わせると、薬が切れてくる頃が丁度いいかげんな元気さ、らしい。ステロイドパワーで大暴れするからねえ、ネネちんは。
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Comment

2005-11-15-Tue-14:40

人間のエイズ治療法を参考にすれば出来そうなのに、なんで獣医たちはしないんだろう?
猫は短命だけど病気は寿命とはまた別なんだけどな・・・理由はその辺かな?

2005-11-15-Tue-15:00

ウイルスは同じレトロウイルスだから、同じ手法でもっと治療法も改善されると思う。でも、治療薬は人間でも逃げ出すくらい副作用が強いから、どうだろうね。ただ、もっとFIPにしても、どうして発症するのかといったメカニズムをしっかりと研究してもらいたいもんだわ。

2005-11-15-Tue-17:36

偶然タミフルの副作用を取り上げたワイドショーを2つも見てしまった。薬の有効性よりも副作用は恐いぞという印象が強く残った。
ああいう報道のしかたは社会に与える影響がきっと大きいぞ。

2005-11-15-Tue-22:41

インフルエンザの治療薬の最初はシンメトレルというパーキンソン病の薬です。構造は違うものの、タミフルも中枢神経系に及ぼす影響は当初から指摘されていました。たとえば、ラットの実験では、「7日例の離乳前のラット脳内の、オセルタミビルの最高濃度(Cmax)と濃度曲線下面積(AUC) は42日齢(成熟)ラットの1500倍以上(Cmaxは3000倍) .7日例のラットに経口で1000mg/kgを投与した場合、初回投与で24匹中18匹(雄8匹雌10匹)が雄の2匹を除いて全例、7時間以内に死亡した。チアノーゼが6例に認められたが、剖検では何の異常も認められなかった。別の実験では、700mg/kg群の14匹中2匹、1000mg/kg群の3匹が死亡した。死亡例も含め、700mg/kg群では、14匹中6匹、1000mg/kg群では14匹中12匹で、体温が低下し、自発運動が減少し、呼吸が緩徐で、不規則になった。対照群と500mg/kg群ではこうした症状は認められなかった。1000mg/kg群では、振戦や虚脱も認められた。これらの症状や所見は、バルビタール剤など鎮静剤の毒性徴候とよく似ていることから、これらの動物の死因は中枢抑制の結果による呼吸抑制の結果ではないかと考えられる。500mg/kgという用量は、体重mg/kg換算では、小児の臨床用量(米国でも日本でも4mg/kg/日)の125倍だが、最高血中濃度(Cmax)で比較すれば20倍にすぎない。」と報告されており、脳血液関門を容易に通過する可能性が考えられています。インフルエンザは通常の免疫能があれば、十分な睡眠と栄養、水分補給、合併症の予防で乗り越えられるんじゃないでしょうか。このような薬剤の開発は、多剤耐性の強力な変異ウイルスの出現を誘発するように思えてなりません。

2005-11-16-Wed-02:45

治療効果の望めない病気を作るのは、有る意味では人間なのかもしれんね・・・

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大学で最後に生まれた茶々は、1年間限定の命の蝋燭を燃やし尽くして、旅立ちました。でも、小さな命の悲鳴は、続きます.....

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