とある大学に捨てられた猫たちと、そんな猫たちを見守る日記 ~猫と医学と~命を尊ぶ

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2006-12-04-Mon-13:20
想い出訃報、ふたたび




アケッチさんちの「いっちゃん」が、逝った。不思議な運命を背負って生き抜けたいっちゃん。いっちゃんが昇っていった冬の空は、哀しいくらい青く澄んでいる。

猫が大好きで、いつも遊びたそうにしていたボス。でも、猫たちにとってでかいボスは脅威。ふと行った旅先で、いっちゃんと出会ったアケッチ一家。「一緒に来る?」の一言に、ボスを怖がることもなく、すんなりと車に乗り、遠路やってきたいっちゃんだった。

いっちゃんがお手本を見せたからか、他の猫たちもボスを怖がらなくなった。それでも、ボスの一番の仲良しは、いっちゃん。なんとも不思議な表情で、猫らしからぬ雰囲気。研ナオコみたいだね~、なんて笑っていたけど、ごめんね、いっちゃん。

アケッチ母が保護した子猫らに、授乳までしてたよね。私が保護した猫を預かって貰おうと連れて行くと、真っ先に「どれどれ?」と挨拶に来てたいっちゃん。


「ういろう」に挨拶するいっちゃん

不思議だねえ。
あらかじめ、定まった運命の筋書きに沿って生きたよう。

人にも動物にも、きっと、この世に生を受けた役目があるのだろう。

いっちゃんは、その役目を立派に果たして旅立った。そして、おぅちゃんに席を譲って....

もう二度とこんな雰囲気を持つ猫には会えまい。いっちゃん、さよなら、そしてありがとう。


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2006-02-17-Fri-02:08
想い出幸せ、お萩


モモちゃんとお萩

去年の春のお彼岸に、お萩は病院駐車場に捨てられた。助けて、助けて!と、出会う人、みんなに鳴いて頼んだ。どこまでも着いて歩いた。でも誰も助けてくれなかった。こんなに人なつこい子はお外では暮らしていけない。アケッチさんにお願いして一時保護してもらった。幸い、すぐにサチヨさんのお友達が里親さんになってくださった。巨大猫、モモちゃんの飼い主さんだ。

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目が点っ!

お萩は人見知りもしないし、他の猫にも動じない。モモちゃんは一人で育ったせいか、猫付き合いの仕方がわからない。子猫のまんまで、遊び好き。どうだろうねえ、大丈夫かなあ、と心配していたけれど、この通り。仲良く暮らしてくれている。

0216-3.jpg


でもねえ、お萩、その腹はいかんよ、その腹は....

2005-12-16-Fri-02:09
想い出姫のおばあさん




大学の猫たちの世話を始めたころ、R棟の近くに4匹の生まれたての子猫が捨てられた。途方にくれた。仕事が忙しくて授乳している暇がない。家に置きたいが、家に帰っている時間もない。なので、庭の片隅に小屋もどきを作ってそこで育てた。残念ながら、2匹は育たず、三毛のみーちゃんとキジ猫の姫ちゃんだけが育った。それぞれ貰われた。

姫をもらってくださったのは、病棟に勤務されていた看護婦さん、Tさんだった。たいそう、かわいがってくださり、姫カレンダーなるものも作ってくださった。その看護婦さんも、昨年定年になり、最近は外来にパートで勤務されていた。

たまたま、自分の患者さんが外科に入院したので見舞いに行ったら、Tさんがおられた。おばあさんが手術して入院しておられたのだ。おばあさんも姫を可愛がってくださっているようで、「おばあさん、ほら、姫の元のお母さんなのよ」と紹介してくださった。とても優しいおばあさんだ。

今日、いつも通り猫の餌やりにまわり、病院駐車場から移動していたら、研修医の女医さんがおばあさんを抱えるようにして寒空を歩いている。何事かと車を止めた。そのおばあさんが、駐車場の奥、山の中から這い出てきたというのだ。しかも病院の寝間着を着ている。入院患者であることを示すリストバンドもついている。話もちぐはぐで、ちょっと呆けがはいってる。

気温は4℃。着ていたダウンをばあさんにかけて、車に乗せた。あれ?どこかで見たおばあさんだな、、、Tさんのおばあさんだった。家に帰ろうと、山の中を徘徊していたらしい。研修医の先生が見つけてくれたから、助かったけれど、そのままだったら、凍死しかねなかった。

消灯時間は過ぎていたが、心配だったので見に行った。おばあさん、やはり、かなりちぐはぐだ。それでも姫の話をすると、それはうれしそうに可愛い、可愛いと言う。老人にとってもペットは癒しなのだ。

それにしても、おばあさんが徘徊していた時間には、たくさんの帰宅する職員の車が走っていた。私がおばあさんを乗せる時も、道のどまんなかに止めて、他の車両を防ごうとしているのに(おばあさんが危ないからね)、脇を疾走していく。誰も手を貸そうなんて人はいない。これでいいのか、医療の世界は。何も高度な医療だけが良しというのではないだろう。ちょっとした暖かな思いやり、これが基本じゃないのかな。

基盤研究費とかで、業績を書けと書類が回ってきた。業績、ね。こんな、暖かい心や親切、臨床の力を評価する欄など、一つもない。論文があれば、それが全てだ。委員会での活躍もポイントになっているが、実際に活動してる常設委員会はポイントにならないらしい。これってなんか、変じゃない。一生懸命に実働している人を評価しないで、臨床は適当にしていても論文をたくさん書いたものが評価されるなんて。そんなの、医者やめて学者になればいい。どんなにがんばっていい医療をしても、まるで評価されないのが日本の医学界の現状。

2005-11-05-Sat-01:49
想い出記念日


タマ子、やぶにらみ

忙しい。毎年、この季節、3年と4年の授業が何故か重なって、しかも試験ラッシュで問題作成も山盛り。輸血と血液と両方担当しているから、余計。別に去年と同じ内容でも構わないのだけれど、なんとなくしっくりいかないので、また、スライドをバージョンアップしてしまう。自分の思い描く構図になるように素材も探し回るが、これが、無いんだよね。画才があればいいのだけれど。

明日でネネちんがうちに来て、1年になる。こんなに元気になるとは夢にも思わなかった。静かに看取ってやろうと思っていた。それが、今や大将だ。こんなにちっこいくせに、迫力満点。決して自分から唸って喧嘩を売るようなバカな真似はしない。相手の出方を見る。外にいたから強いのはわかるけど、本当に逞しい。そして、こんな性格だとも思わなかった(苦笑)。猫のおもちゃを見せれば、百発百中で大暴れする。子猫でもこんなに遊ばないよね。ステロイドで性格が変わっちゃったのか、それとも瀕死状態になって脳が低酸素状態に陥り、前頭葉に変化が生じたのだろうかね。

ともかく、嬉しい1周年。お外で厳しい生活を来る子らが、みな、幸せになれるまで、私は倒れるわけにいかないし、働いて稼ぎまくるのだ。決意新た。

2005-10-31-Mon-01:06
想い出天使茶々


去年の夏

抜けるような秋晴れ。仕事の合間に花屋さんで真っ白なトルコ桔梗を買った。暗くなる前に、茶々の眠る中庭に供えた。風が一瞬暖かく吹いた。茶々、ありがとう。今日もみんな、元気だよ。

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はなちん

はなちん

大学で最後に生まれた茶々は、1年間限定の命の蝋燭を燃やし尽くして、旅立ちました。でも、小さな命の悲鳴は、続きます.....

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